昭和40年代の半ばに作られた軽量鉄骨造の3階建ての住宅です。今回、新たにこの建物を購入された施主様が、一階の道路側に仕事場と、DK・バス・洗面・トイレを設置するとのご希望で、さらに痛みの激しい各所の完全補修との依頼を受け、工事に入らせていただきました。


上左:施工前全体です。
上右:天井をめくると雨漏りから
   鉄骨が腐食していました。
左:1階内部全体です。店舗があったので、
トイレと洗面、浴室がありました。が、使用可能
なところはありません。なお、驚いたのは、
くみ取り式のトイレのくみ取り口が、右下の板で
塞いだうらにありました。こういった物すべてを
いっさい撤去することから工事を始めます。
上:それぞれ一階から二階、二階から三階に行く階段です。
特に3階へ上る階段は、3階の床が迫っていて、1m10cm
程度しか高さがなく、これでは子供でも頭をぶつけます。
解体して判明しましたが、この上の床は、構造的に重要な
部分で開口を拡大できませんでしたので、階段自体の登り方を
工夫して、安全性と緩い勾配を確保しなければなりませんでした。
ここも、やっかいな部分で、パラペットが今にも崩れ落ちそうです。
しかも、上は水抜きするまでは、なみなみと雨水がたまっていました。
ここも、今後30年間雨漏りの心配のない屋根にしなくてはなりません。
下の階への、雨漏りの原因がこの部分でした。一カ所、2カ所どころでは無いようです。

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